日々の糧と法話



  ◎ なに不足、自分で作れぬ物で生かされて。

  ◎ ひとには厳しく、自分には寛容な人が多い。

  ◎丸い心こそ仏の心、心安らかな一日を。

  ◎ 生きてます、生かされています、この命。

  ◎ 一に合掌、二に礼拝、三に感謝、家庭円満。

  ◎ 美しい花の陰には、隠れた根がある。

  ◎ お陰様と言える人生に孤独はない。

  ◎ 香が薫るように、よき人柄は人を和ませる。

  ◎ 今日も一日ニッコリと、今日一日シッカリと。

  ◎ み仏は風のごとく、花のごとく、随時随所にその御声を、御姿を現し給う。




   
有り難い【ありがたい】
   
 {ありがとう」は、一般に感謝やお礼の心を表す日常語として常識になって居ます。

 生物の先生に「現在、この地球上には多くの生命が生まれているが、一番おぽいにはなんですか」と

 聞いたところ、バクテリアやウイルスなどのミクロの世界の生物、、微生物が多いそうです。

 グラウンドへ行き「この一杯の砂が地球上の生命の数だとしたら人間の数は」と問うと

 一握りの砂だと教えられました。

 これでは人間に生まれる可能性は皆無でしょう。三千億分の一だと言う人もいます。

 三帰依文(さんきえもん)に「人身受け難し、今すでに受く、仏法聞き難し今すでに聞く」とあるように、

 人間として生まれることや、仏の教えに遇う事は中々難しく「有り難い」事なのです。

 「有り難いは」文字通り、有るのが困難、めったにない、珍しいという意味です。

  だからこそ、貴重である、かたじけない、もったいない。畏れ多いという感謝の気持ちを表す

 言葉になりました。 どんな時でも、だれに対してでもすなおに「ありがとう」と言える様になりたいものです。

   くらしの仏教語豆辞典 辻本敬順師著  本願寺出版社刊より。

                                                 


 
 ちょっといい話

      心豊かなお嬢さん。

   長野県の成澤さんと言う高齢者のお話です。

 東京でのことです。すっかり様変わりした町の様そうに戸惑い。探しても見当たらない番地に困り

 道行く人に尋ねてもただ一様に首を振るばかり。

 もう一人の方に聞いてもし駄目だったらあきらめようと、通りすがりの若い女性に声をかけた。

 すると、「ワタシ外国の人です。この近所にはすんでいますが、おやくにたてずスミマセン。

 しかし、この先に住宅の看板がアリマス。そこへご案内しましょう。わかるかもしれません」と、

 あまり上手とは言えない日本語ながら、親切にも案内図のある場所まで同道してくれた。


 そのうえ、やっと捜した地図上の通りまで案内してくれたのです。

  慣れない外国の地で生活にも何かと不便な事が多いはずなのに、当然のように振舞ってくれた

  心からの親切。

 物の豊かさにかまけ、日本人に欠けてきていると言われる日常の思いやりを、

 外国の方の発見した喜びと恥ずかしさ、ただただ感謝の一日でした。

            地井さん親切運動に投稿された文章です。
   
  


     今回の日々の糧、法語は私の大学同期生の豊島学由師の喜怒哀楽の声と言う本から頂きました。


  ◎ 叱るつもりが怒っている親御さん。子どもさんにはそれがわかるのです。

  ◎ 念仏者には日常生活そのままが、仏道実践の道場になっていく。

  ◎ 親の思うままにならぬ子あり。この言うままにしてくれぬ親あり。

  ◎ 広いお庭はないけれど、笑ったり泣いたりできる家庭がある。

  ◎ 見えぬまで後ろ姿を見送ってくださる、行き届いたあったかいおもてなし。

  ◎ 当たり前の中から有り難いものを発見した喜びこそ宝物。

  ◎ あなたもあの純粋な産声を上げたのよ、みんな同じ重さの命なのです。

  ◎ 命はすべて平等です。仏さまの願いのかかったいのちです。

  ◎ 旅行から我が家に戻ってホッとする、やはり油断の出来る場所が一番落ち着く。

  ◎ 生き物をただ栄養剤とみなさずに、命に合掌して感謝して頂こう。

                     
この本は西本願寺の本願寺出版社から発行されています。




 
       やわらかな心
 
 相田みつをさんの言葉を引用して

  セトモノとセトモノとぶっつかりこすると すぐこわれちゃう。どっちかがやわらければ大丈夫やわらかい心をもちましょう。

 ある方が仰ってました「血がごろ歯が悪くなって歯医者さんに通っているのですが、固いはずの歯がポロリと欠け落ち、

やわらかい舌が、いつまでもペラペラと大丈夫である「と

 ところで、おしゃかだまはいつも「身も心もやわらかく・・・・・」と言う事を教えて下さいました。

そのやわらかさの代表が太陽の光であり空気であり水であるように思います。

 どれもみんな、私達人間が生きるために大切なものばかりです。

そして、どれもみんな人間の作ったものではありません。

 たとえば、その中の水が、又一番強い力を持っていることは不思議にさえ感じます。

現代の念仏者として慕われ、九十余歳で亡くなられた教育家の甲斐和里子先生は

   『岩もあり木の根も有れどさらさらと、たださらさらと水の流るる』と詠まれました。


  
 ちょっといい話                 

 
滋賀県の 吉武さんと言う方が書いておられました。

  数年前母と一緒に里帰りのために、京都から博多行きの新幹線に乗った時の話です。

推定180%混みあった車中で立っていると夏の暑さも手伝ってボーッとしてきます。

  せめて母だけでも座れたら・・・・と思っていると、まだ30歳前くらいのスーツ姿のサラリーマンタイプのかたが、

「ぼく「僕、次で降りますから、どうぞ」

と席を譲って下さったのです。未だ新大阪を出たばかりの時だったと思います。

  「有難うございます」母は大変喜んでいました。

やがて、博多へ到着。「本当に良い人やったなぁ」と僕は言いながらホームへ降りました。

  そして、ふと左の方を見ると、あのサラリーマンタイプの方がおられるではありませんか。

本当に頭の下がるおもいでした。と同時に、「こんな素敵な社会人になるぞ」と決心したのでありました。

 と言う事でした小さな親切が大きな幸せを与えます。


                                                  

 ◎ 仏さまが見ていらっしゃる。人は騙せても神仏はだませない。

 ◎ 仏心の無い家庭から欲と知識だけの悪魔がでる。

 ◎ み仏のみ名を唱うる我が声は、我が声んがらとうとかりける。

 ◎ 仏さまは私達のすべてを知っておられる。

 ◎ 神仏を敬う、祖先を崇める、老をとうとぶ、まことに立派な人である。

 ◎ 苦しみの中で学んだことは、その人の生涯の助ける力になる。

 ◎ 牛の飲む水は乳となり、マムシの飲む水は毒となる。物は皆使いようによって良くも悪くもなる。

 ◎ 朝は合掌、昼は汗、夜は感謝で眠りましょう。

 ◎ 相手の身になって考えてみよう。

 ◎ 自分の嬉しさや悲しさを本当に知っている者は自分と仏さまのほかにない。

   

   
お月さまと仏さま

   ある所に、西瓜泥棒がいた。

  子どもを連れて西瓜畑にやって来た。あたりに人影のを無いのを確かめて父親は子どもに言った。

 「ええか、誰か人が来たらすぐに知らせるんやで」そう言ううと父親は西瓜畑の中に入っていった。

 沢山なっている西瓜を一つ一つポンポンとたたきながら一番美味しそうなのをよっていた。

  すると、突然大きな声で「お父ちゃん見たはるで!!」と、子どもがどなった。

 父親の西瓜泥棒はびっくりして「どこやどこや!!誰や」と、あわてて聞いた。

  すると、子どもは空を指さして「あそこや、お月さまや」と言った。父親が空を見上げると、綺麗なまん丸いお月さまが、

 いつの間にか雲の間から顔を出してここうと輝いていた。「お月さまが見てる」子どもは又云った。

  父親は「なんや月か」と言いながらも、じっとお月さまを見つめていたが、やがて「すみません」と言うと
 
 両手を合わせてお月さまを拝んだ。


  きれいな月の光を見つめているうちに自分の心が洗われて行く気がして、自分が今やろうとしていることが、
 
 恥ずかしくなって来て西瓜を盗むことをやめて、子どもを連れて帰っていった。

  私たちは、ともすれば人が見ていればよい事はするが、人が見ていないと良いことをしない。

 それどころか、人が見ていないと悪いことを平気でしがちである。

   今、西瓜泥棒親子の話ではないが、誰も見ていないが、お月さまが見ている。

 このお月さまの光で泥棒の心が洗われたことを思う時、このお月さまを仏さまと振り替えてみると、

 私達が煩悩に眼さえられて見る事が出来ないけれど、仏さまやご先祖さまは常に私たちを見守って下さっているのだ。

 この気持ちが持てた時、私たちの心が洗われていくのである。


  
ちょっといいはなし
 
 10月5日は落語家林家染太さんのお誕生日です。              

 染田さんは西宝寺にも来て頂いたことが有りますが、フェースブックでお友達でもあります。

先日、お誕生日のお祝いのメッセージを送りましたら、お礼のメッセージが来ました。

染田さんは、愛媛県のご出身で、関西大学卒業後四代目林家染丸師匠に入門されて、

現在天満繁盛亭を中心に全国各地の落語会、テレビ、ラジオでも活躍中。

また、若手落語家コンクールでは見事初代グランドチャンピオンにも成られた方で、古典落語から創作落語まで

こなすハイブリッドな方で、英語、フランス語、スペイン語落語得意として、イギリス・フランスなどでも公演されています。

そんな林家染太さんですが、実は、中学校時代に壮絶ないじめに遭い、自殺の一歩手前まで追い込まれた

つらい経験を持たれたのですが、そんな中勇気を振り絞って先生と両親に打ち明けたところ、周りの大人たちが

全力で守り励まし続けてくれたそうで、この経験から「苦しくても絶対死んでは駄目と」と言うメッセージ、そして

人と人とのつながりの大切さや周囲とコミュニケーションをとる方法など伝えるべく講演活動をしているのだそうです。

講演では【いじめられっ子の僕が落語家になった理由】などと話されて大人に向けてはいじめられている子どものSOSサインに

気づく大切さなども話されています.明るい非常に楽しい落語家さんです。

 

お誕生メッセージ本当にありがとうございます。



沢山のお誕生日メッセージを、本当にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

お一人、お一人のお宅にお邪魔いたしまして、




お礼を申し上げたいのですが、本当にお邪魔致しますと、それも困ると思いますので、こちらの文章にてお礼に代えさせて戴きます。

今日で44歳になりました。

お礼を申し上げたいのですが、本当にお邪魔致しますと、それも困ると思いますので、こちらの文章にてお礼に代えさせて戴きます。


今日で44歳になりました。

まずは、元気に生んで、育ててくれた両親に、心から感謝致します。

昔、両親に

「あなたには遺産は残しません。

その代わり、色んな知識や、豊かな感性を残しておきます。

お金は他人に取られるかもしれないけど、あなたの頭の中にある知識や感性は、一生、取られることは有りません。

それで世の中を生きて行きなさい」と言われたことがございます。


本当に有りがたいですね。

そのお陰で、今も生き延びております。

これからは、少しでも親孝行の真似事の出来るよう、努力して参ります。

うちの師匠にも、心から感謝致します。

こんなアホな僕を弟子にとって頂き、育てて貰って、噺家にしてくれました。


師匠から頂いた【金言格言】は、手帳に書いていて、いつも読み返して、僕の生きて行く糧となっております。

本当にありがとうございます。

また、芸界の師匠方々、先輩、後輩、お客様、今まで関わって頂いた全ての方々にも、心より感謝申し上げます。

本当に色々、面倒を見てもらい、可愛がって頂き、本当にありがとうございます。


これからは、皆さんに少しでも恩返しができるように、一生懸命、地道に、誠意を持って、芸道に精進して参りたいと思います。

これからも、林家染太を、何卒、宜しくお願い致します。


令和元年10月5日

            林家染太    (原文のまま)